ノマド準備

小さな町工場で働く私が、海外ノマドになるまでにやった「小さなチャンスの掴み方」

投稿日:2019年10月17日 更新日:

お金がなくて高校中退。
就職したのは小さな町工場。

完全に何もなかった私が、今は好きな場所で好きな人と好きな仕事をできている。

どうして自分のやりたいことが叶ったのか?

色々あった10年間を振り返ると、

小さな積み重ねからチャンスを掴み、それを生かして…とたぐり寄せながら、やりたいことに近づいて行ったのかなと思いました

もっと要領のいい生き方もたぶんある。それでもこのステップは、なんにもなかった私が少しずつ確実にやりたいことに近づいた一つの方法でした。

入社した会社がブラック企業だった時
会社が倒産した時
希望する仕事に就けなかった時
給料が上がらなかった時
旅をしながら働く生活をするために

私が行動したこと。

それはキラキラしたものではなく、ただただ地道なお話。

誰かの参考になれば幸いです。

目次はこんな感じ。

・10代〜20歳:中退フリーター貧乏生活

・20代前半:ブラック企業からホワイト企業に転職

・20代半ば:会社でやりたい仕事に就けなくて…

・27歳:給与低すぎ問題で…

・30歳:ノマドになる時

では振り返りますね。

▪️10代〜20歳:中退フリーター貧乏生活

まずは私のことを知らない方のためにさらっと小さな会社に勤めるまでについて話します。

高校を中退した話

父親の勤める会社の業績が悪くなりだしたのは中学生の時。

漫画のように給料日前には家族の食卓が貧しくなるのを見ていて、

妹が二人いる私は大学へ行くことは難しいし、早くお金を稼げるようにならなくちゃと思いました。

まわりが普通の高校へ進む中、就職しやすいかなとパソコンが学べる専門学校に進学。同時に奨学金を借り入れ、早速私は借金を背負いました。

アルバイトを始めても、私のバイト代は家族の生活費や学校の費用に消える日々。

それだけ実家はギリギリの状況で、学校から帰って22時まで働いて、夏休みも休めず身を粉にして働いて。

それでも時給700円台のアルバイトでは微々たる金額で、必要な生活費や学費の大きさにただただ堪える日々でした。

結局私は3年目に限界を迎えて、気づけば泣きながら退学届に印鑑を押していました。最後の学費を払い切るまで、私はお金も精神も持ちませんでした。

貧乏フリーター時代

学校がなくなった私は、在学中より受けていたWEB関係の仕事と、その仕事とアルバイトをするという仕事のみの生活をしていました。

バイトの飲食店の休みは年間8日。合間にWEBの仕事。

ボロボロに働く私にとって、同級生は大学生で長い夏休みや春休みを楽しんでいて、キラキラ輝いて見えてしょうがありませんでした。

私は同級生が就職してもこの生活を続けるのか?
フリーの仕事も一人では限界を感じ、会社員で実績を積みたいと思った私は就活を始めることにしました。

▪️20代前半:ブラック企業からホワイト企業に転職した話

高校を中退した私が、いざ正社員を目指した時には、私が応募できそうなのは未経験可の営業の仕事くらい。

私が入社できたのは地元の社員20人の小さな町工場の営業。初めての正社員だと喜んだのもつかの間、そこは苦痛の職場でした。

まず、私は今までと違った仕事を取ってきて欲しいという理由で仕事のことを何一つ教えてもらえず
何もわからない状態で、一日中飛び込み営業を命令されました。

新入社員は私だけなので、毎朝、私の営業や売上に対してみんながあれこれ責めるだけというミーティングがあり、それは何よりの苦痛でした。

他には少しでも社内で調べ物をしていると、「すぐに外に出ないからやる気がない」などと言われ、孤独な仕事環境でした。

知識もなく自信を持って売れるものもないので売り上げは立たず、仕事はないのに、売上がないから早く帰る雰囲気でもなく、
日付が変わり誰よりも遅くまで仕事をするという日々。

このままこの会社にいてもキャリアという言葉とはどう考えても無縁。転職したい…。
大学にも行けず、働くバイトも会社もブラック企業。どうしたらこのひどい人生から変えることができるのか?
私の人生はまったく先が見えませんでした。

しかし学歴も実績もない私、次の転職は難しいと考えて、今の仕事をできるだけ頑張りながら、時間をかけて転職先を探そうと決意。

ただ、「未経験可!」とか「若手が活躍する会社です!」といった転職サイトから、合った会社に入れる自信はなくて

私はあることを考えて行動し、それで無事にホワイト企業に転職をしました。

飛び込み営業は嫌だ!転職したい!

私が考えたのは、リアルで会ったり訪問した人や会社で、いいなと思ったところに転職しようと言うこと。

そんな目線で営業活動も兼ねて交流会や勉強会とたくさんの人に会ううちに、いいなと思う人と会社に出会いました

相手は15歳くらい年上の同じ業界に勤める人。

初対面で会ったその人は、自分の会社の商品を、これあげるわ!と大量にくれました。笑

なんだこの会社愛があって、サービス精神旺盛でちょっと外してる人は!というのが第一印象。

その後何度か色々な機会で会うのですが、その方の話ぶりから、なんて楽しそうに働いているんだろう。と、徐々に一緒に働きたいという気持ちになりました。

その会社は、私のやりたいWEBのことに力を入れていて、
社員みんなで製品を作って、その製品が好きで自分たちで売っている。そんな魅力的な雰囲気を感じました。

そしてこの後、私は当時勤めているブラックな会社が倒産の危機の時に、その人に相談をして、そこにスムーズに入社することになります。

その会社はそれから7年半勤め、今も私の生活を応援してくれているいい会社。

この時何も持ってない私が転職できたのは、小さな小さな自分のできることをしたからでした。

例えば
・仕事について真面目に取り組み、わからないことを相談をする
・これがやりたいという展望を持つ
・在職している会社を批判しない
・待ち合わせに遅れない

など、大きいことはできなくても、信頼をなくすことをただ避けるくらいの、小さい積み重ね。

それでも入社までに繋げたのはそんな小さなことだったと思います。

21歳で入社した会社から、23歳で転職しました。

▪️20代半ば:会社でやりたい仕事をするためにやったこと

さてさて、ここからは無事に転職した後の話です。
転職したとはいえ私の所属は営業部。

やりたかったことはwebでの販売でしたが、面接で伝えたものの、実際は別の人たちが兼業で運営していました。

自分の部署の仕事は、飛び込みではないけど外回りのルート営業。

暑い日も寒い日も、車を走らせて、安定しない売り上げ。

早くWEBで仕事を受注できるような流れを作りたい…!

少しでもやりたい仕事に関わるためにどうしたか?

私がチャンスを掴んでステップアップをした話を3つ紹介します。

1)実績がない時にはやる気をアピール

2)小さな世界で得意なことを作って頼られる

3)やりたいことを提案する

これで少しずつ自分のやりたい仕事に近づいて行きました。

では実際にどうだったかを書いていきますね。

その1)やりたいことへのやる気があることをアピール!

まずは朝礼で「google analyticsの勉強会をするので、興味ある人がいたら参加してください」と空気を読まない会を始めました。

実はその時、アナリティクスに詳しかった訳ではありません。

この時の目的は、自分が会社のWEBサイトに興味があって、運営担当者と関わりたいと思っていたのですが…

しかし、新入社員が何か始めるらしいぞ!と、なんと社員全員が集まる事態に。プレッシャーでめちゃくちゃ勉強しました…笑

ただ、「やる気のあってwebに詳しそうな新人がやってきた」という印象はバッチリついて、webの運営チームに入れてもらえることになりました。

実績はなくっても、やりたいことはやりたい!とアピールするのって大事だなと思います。

誰だって、やる気のない人よりも、やる気のある人にやってもらいたいものですから。

 

その2)小さな世界で、小さな誰よりも得意なことを作る!

さぁ念願のWEBに少し関わらせてもらうことになったものの、新人だった私は少しでも役に立てる人になろうと、自分が興味のあり、少しでも得意そうなことを勉強しました。

私が当時勉強したのはこの2つ

・Excelを使いこなす勉強
・SEOの勉強

Excelなんて…と思いますが、会社は年配の人も多かったので、周りの人が資料作成で困った時に助けることができるようになりました。

SEOでは、WEBのチームで資料をまとめたりすることができて、少しずつなんかPCとWEBに詳しいやつというイメージを持たれるようになりました。

社内の印象って大事!

あとここで大事なのは、そうして小さなことでも社内の人を助けていくことで、少しずつ周りの信頼を積み重ねたことです。

その信頼を積み重ねたから、今後やりたいことをやりたいと言った時に任せてもらいやすくなったのだと思います。

関わりがなくてよくわからない人に任せるよりも、小さなことでも自分を助けてくれた人の方が信頼できますよね。

まずは何か周りよりも少しできることを作っていく。これならできると思いませんか?

その3)やりたいことを提案!

なんかPCとWEBに詳しい人という印象が周りについた頃、まだ本業は営業で、外回りがメインの仕事でした。

私は早くwebサイトから売り上げを作りたいと、そればかり考えていました。

何かネタはないかと仕事がなく時間があった私は、営業の業務データをExcelに落とし込んで商品別の売り上げなどの数字を見ていました。

すると、ある売れ筋の商品が、別の切り口で売れるのでは?ということを思いつき、専門のWEBサイトを作るアイデアが浮かびました。

それを現実的な目標売り上げなど数値を出し、企画書を作り、営業会議に提出。

おそらくそんな新事業をやりたいと言い出した社員はこれまでいなかったでしょう。

周りは戸惑っていたものの、ここでこれまでの信用貯金を使えて「やりたいなら任せてみよう」という雰囲気になり、割とすんなり企画が通りました。

その後半年ほどかけてサイトをリリース。
数日後からもうちらほら問い合わせが入り、WEBサイトから少しずつ売上ができるように。

そんな訳で、このサイトからの売り上げが出るようになってから、webのことは色々と任されるようになっていきました。

Excelの勉強という小さなことから、やりたいことに繋がった瞬間でした。

そうしてWEBサイトを立ち上げて売り上げを作ったという実績は信用になります。

私はその実績(信用)を生かして、今度はもっと規模の大きなサイトを提案しました。

これも提案が通り、私はそのサイトでも成果を出したかったので、サイト設計やマーケティングに力を入れて作り上げました。

リリース後、それは検索順位をどんどん上げることができて、会社の問い合わせの数は私が入社した時の4〜5倍になりました。

ひっきりなしに来る問い合わせに対応していると、会社から出なくても売り上げが上がります。

そう、目標としていた、webから受注して売り上げを上げて、外回りをしない、会社から出ない営業になる!という状態になることができたのです。

前の会社から安定しない売り上げに悩まされてきましたが、これでようやく毎月の売り上げに困らなくなりました。

ここでも大事なことは

・小さなことから信用を作る
・やりたいことをやりたいと言う
・もらったチャンスでは結果を出すように頑張る

ということでした。

▪️27歳:給料をあげるためにやったこと

長くなってきたのでさらっと書きます。

ここまでなんか成功ストーリーっぽいですが、確かに私は小さな会社の中だけどまぁまぁ頑張って実績を作ったと思うんですよね。

でも全然心情的には違いました。だって給与がほとんど変わらないんだもん!(涙)

下手したら手取りで10万円代。私は稼ぎたいから一生懸命結果を出しているのに、何で手元に入らないんだろう。

私はもう一つ実績を作りたいと考えていた頃、

小さな世界で、周りよりも小さな得意なことを作る!ということがまた起こります。

このとき、私は仕事をしながら通信大学に通っていました。

レポートをたくさん作ることで、少しずつ自分の作るデータや文章への説得力がついていて、社内で私の作る資料はわかりやすいと好評でした。

そんなある日、会社が資金調達をすると言うことで、その資料作りをやってみないか?という話が。
営業やWEB担当の私が、全然違う業務…。少し考えて、やらせてください!と手をあげました。

またもいただいたチャンス。

初めての経験だけれど、絶対に結果を出したい。

業務の合間に進めて、自分の人脈総動員で色々な人に見てもらい、ダメ出しをされ。書き直し。何度も何度も書き直し…

何とか作り上げて、その資料で小額ですが調達は成功しました。

ここまでの実績を持って、私は給与の交渉に出ることにしました。

どこまで結果を出したら給与が上がるのか?

また、私は今自分なりに結果を出していると思うので、この水準のままだとちょっと居続けるのは厳しい…という点も合わせて伝えました。

その結果…なんと今まででは考えられないくらいの昇給をすることができました。

言わなかったら前のままだったのかとかモヤモヤしたこともありましたが、

黙っていて適切に評価されると思っていたのは間違いで、どうしたら希望の額を手にすることができるのか、自分の希望と会社の希望はきちんとすり合わせしないといけないのだなと学びました。

ここでも、欲しいものは欲しいと言ってみる。というのは大事だと思いました。もちろん言い方はなるべく考えた方がいいと思いますが。

資金調達の仕事は、そのあと大型のものも成功して、その後も報酬と昇給と繋がったので、手をあげて+交渉をしてみて良かったなと思いました。

▪️時短ノマドで働くために

実績も作って給与も上がって、そろそろ次のステップに移りたいと考えた私、もっと海外に行きたい。どうすればできるのだろうか?とまた考え続けてました。

思い切って辞めてしまって、旅に出ようかなぁ。

などとも考えましたが、これまでのやってきた実績をフル活用する時が訪れました。

辞めるという話と共に、外注として私を使うのはどうかという提案を社長にしました。

実績を片手に、欲しいものを欲しいと言ってみる作戦です。

結果はOKで、私はこれまでのお得意様と、勤めていた会社をお客様にして、今の働き方になることができたのです。

そのあたりの詳しい話はこちらに記事にしています。

小さな会社の社員から、時短ノマドになるまでの話

チャンスの掴み方まとめ

というわけで何もなかった私、最初は「待ち合わせに遅れない」だとか「エクセルを勉強する」だとか小さなことから始まりました。

そこから

・信用を重ねて
・やりたいことをやりたいと提案して
・もらったチャンスでは結果を出すように頑張る。

という繰り返しで、自分の裁量を大きくしていくことができました。

おかげで、独立して3年目ですが割と不安のないフリーランス生活を送れています。

その時はこれで信用を作って、しめしめ…なんて考えず、ただ目の前のことを一生懸命にやっていました。

本当に何も持ってなかった私が、少しずつ少しずつ目標を手繰り寄せて、「やりたいこと」まで繋げたお話。

これって仕事がデキたからだよね?センスがあったからだよね?

なんて思えるけど、私は実際仕事は超できないしセンスもありません…。

だから、結果を出すために誰よりもそのことについて考えて行動したとは思います。

ただその部分は私はそこまでしろと言いたいわけではありません。

でも、そうやって信頼や実績を作っていく本当に地道なことが、やりたいことに近づく確率を上げる方法だったことは私の経験則でした。

これで稼げる、これでノマドになれる、SNSのフォロワー数を増やすことが信用…など耳障りのいい話に世の中は溢れています。
そうした流行りに乗れることも、一つの才能です。

でもそんな中で、小さな約束を守っていく信用だとか責任だとか、そういったことの大切さも忘れて欲しくないなぁなんて、長年積み重ねてきた私は思うのです。

その積み重ねは巡り巡って、自分を必ず助けてくれるはずです。

ではでは。

 

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